駐車場

青空駐車から屋根付き車庫へ。 イタズラ防止が防犯対策に。


施行事例画像-202507駐車場のエクステリア

イタズラ被害と事件体験が防犯意識を変えた。

青空駐車場で車を保管していたお客様を襲った、車のナンバーを曲げられるという悪質ないたずら被害。この経験が、住まいの防犯対策を根本的に見直すきっかけとなりました。特に防犯カメラが故障していたタイミングで被害が発生したことで、常時監視体制の重要性を痛感されました。
さらに2年ほど前には、警察が何度も訪れるような事件に巻き込まれるという怖い経験もされています。最近の社会情勢、特に闇バイトによる広域強盗事件が近隣で発生したことから、「もう二度とこのような怖い思いをしたくない」という強い思いで、防犯対策の抜本的な見直しを決断されました。
従来の車に比べて大きくなる新しい車では、狭い駐車スペースでの出し入れが困難となることから、車の買い替えを機に駐車場を含めた外構部分の改修を決意されました。

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利便性と防犯の両立

庭の一部を削って駐車場を拡張し、間口を40cm広げ、青空駐車だった場所にカーポートを設置することで、台風や強風、雨の日でも落ち着いて車の出し入れができる環境を整備しました。塀の一部をくりぬき、カーポートの柱を埋設することで、出っ張りのない駐車スペースを確保し、見た目もスッキリとした仕上がりになりました。
カーポートの設置により愛車の汚れや傷を防げ、常に綺麗な状態が保てることが最大のメリットです。真夏の直射日光を防げるようになり、車内が暑くなりすぎる問題も解消するなど、複数のメリットがあります。
イタズラ対策の核となったのが、駐車場全体を囲うように設置した高いフェンスです。外部からの視線を遮ることで、車内の様子が外から見えにくくなりました。駐車場をはじめエントランス部分に夜間照明を設置したことで、不審者が近づきにくい環境を整備しました。「明るい場所では犯罪が起きにくい」という防犯の基本原則に基づいた対策です。
もともと防犯カメラを設置していましたが、カーポートの屋根により死角ができてしまうという新たな課題が発生しました。そこでカメラ位置を見直し、万が一の際の証拠保全も万全な体制を構築。24時間365日の監視体制で、家族の安心を確保しています。
フェンスによる遮蔽、ライトによる威嚇、防犯カメラによる監視、そしてカーポートによる利便性向上という多層的なアプローチにより、イタズラ予防から防犯対策まで、「狙いにくい家」を実現しました。過去の被害体験を教訓とし、社会情勢の変化にも対応した包括的な防犯対策は、家族の安心だけでなく、地域全体の防犯意識向上にも貢献しています。住まいの防犯対策は、個人の安全確保から地域の治安維持まで、幅広い効果をもたらす重要な取り組みといえるでしょう。

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